大畑美紀(敬称略)

1WEBページ、SNSFacebookTwitterなど)をお持ちであればお教えください。

未所持

 

2現職元職の立候補予定者の方にお尋ねいたします。

@現職の方は今期、元職の方は議員であった期に、最も取り組んでこられたことは何か、お聞かせください。

 

「最も」なのは「これです」というのはなかなか難しいです。課題は多いので、「あれもこれも」という感じです。

福祉、産業、教育、その他、どれも大事です。考える基本は「市民利益」になるかどうかということ、憲法で謳われている主権者としての市民の権利が市政で保障されているかどうか、ということになります。国政との関係も重要です。

国政が悪くなる中で、地方自治体がどうやって市民の権利を守っていくのか(市民生活の安心安全を保障するか)が問われます。

あえて「最も」を探せば、他の議員と比べて取り上げることが多い、「教育」でしょうか。「農業」「環境」も同じくらいですが。

   

A自身の取り組みを自己評価なされたとき、最も課題が残っているとお考えのことがあればお聞かせください。

続いて「最も」ですね。残る課題は@と同様「あれもこれも」です。解決できていないことは多く、市民の思いが市政に届かなかった、市民のために良くないと思われることが決まってしまう等。

最近では市立保育園の民営化や廃園は、その代表的なものです。@との関係で、教育(社会教育・学校教育)を取りあげると学校教育では関係者の長年の要望であり、廿日市市議会でも毎年のように政府に意見書を挙げていた少人数学級が、来年度から35人学級(小学1・2年生)で実現しましたが、まだまだ不十分です。OECD諸国の中でも、日本の教育予算は最低のレベルです。

社会教育に関しても、教育委員会の所管であった公民館を市民センターに変更し、首長部局所管としたことは、市民の教育を受ける権利の保障の場としては後退したと考えます。はつかいち市民図書館(大野図書館)の民営化に反対しましたが、民営化を止めることができませんでした。     

 

4】当選後、4年間で最も取り組みたいと思われている政策についてお聞かせください。

 

特定の一つの分野・政策にしぼることはできません。

すべての市民が「健康で文化的な」暮らしを営めるようにするための責任を果たすために、様々なことに取り組まなくてはならないと考えています。

 

5】廿日市市についてお伺いします。

@廿日市市の魅力は、どのようなところだと思われますか。お聞かせください。

瀬戸内海の島々の美しさには、いつも感嘆します。初夏の柔らかい里山、春の芽吹きの美しさ 恵まれた自然環境、人が作り上げた田畑の風景もあります。瀬戸内海の海と島 まち 田畑 里山 森林 川 動植物 いろいろあって魅力的です。

そして人(ひと)。廿日市市民が他と比べて特別に、ということではないのですが、「ひと」は、いろいろいて、それがまちの魅力になります。

 

Aその魅力を高めていくために、どのような取り組みが必要であるとお考えか、お聞かせください。

魅力アップというより、魅力を失わないようにすることの方が急務のように思います。山が削られ、ソーラーパネルでおおわれる、耕作放棄地が増え里山が荒れる、山間地が衰退すれば、瀬戸内海の環境にも悪影響を与えます。

自然環境の保全、農林水産業の振興等とともに、市民の暮らしを豊かにすること。魅力を高めるには、市民がゆったりと暮らせる住みよいまちをつくることが大事なのではないかと思います。子育て・教育・福祉施策の充実、産業振興等々、あらゆることすべてが関係します。          

 

6】廿日市市はけん玉発祥の地ですが、あまり知られていません。その現状を変えるために、けん玉を用いた

地域活性化の政策を行うことに対し賛成か反対か、お考えの方に〇をご記入ください。

また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

どちらでもない

 

けん玉を活用することについては反対ではありませんが、実際に、もし市が行うのであれば、予算規模や内容等を見てから賛否の判断をします。

 

7】廿日市市では2020年4月より燃やせるゴミの有料化がスタートしました。それにより2020年4〜12月は前年同期比で燃やせるゴミの量が約1割減少しました。廿日市市では1015%の削減を目標としています。この目標に到達するために、ゴミに関する取り組みを強化する必要があるという意見に賛成か反対か、お考えの方に〇をご記入ください。また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

どちらでもない

 

ごみ減量は必要です。プラごみの削減も重要です。問いの「ゴミに関する取り組みの強化」の「強化」がどのようなものを指すかによって賛成か反対か変わってきます。

例えば「手数料の引き上げ」であれば反対ですし、市と市民や事業者との協働で、ゴミになるものを元から減らす、資源になるものはできるだけ資源にする、調理くず・残飯等はたい肥化、などの取り組みなら賛成です。

国はもっと製造者責任を明確にすべきです。

 

8】高齢化が進展していく中で、高齢者の方がしっかりとしたケアが受けられるように、地域社会の中でアクティブシニアの方が活躍することができる環境づくりが必要であるという意見に賛成か反対か、お考えの方に〇をご記入ください。また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

どちらかというと賛成

 

元気高齢者の「就労支援」という狭義の「活躍の場」なら、賛成でも反対でもありません。

高齢者が安い賃金で雇用される懸念があります。広義の「活躍の場」なら、賛成です。

定年退職後の元会社員の方などは、どのように過ごされているのでしょうか。趣味や地域の役員などで充実した生活を送っている方もおられるでしょうし、まだ、どこかで働いている方も多いのでは。働くのが好きな方も、年金が十分ではなく働かざるを得ない方もおられるでしょう。

長年働いても生計に苦労するような年金額しかないのは問題です。また、元気ではあっても高齢者ですから、医療が必要な人も増えてきます。

年金、福祉や医療制度の充実が必要だと思います。(保険料や医療費窓口負担は引き下げるべき)

中山間地域では、定年退職後は活躍の時です。現役時代には、休日にしかできなかった農作業、地域コミュニティの役員、ボランティア等々。

国が方針としている定年延長はこうした活動ができる人員を減らすことになります。

 

9】現在、廿日市市内でメガソーラーは8ヶ所、そのうち4ヶ所は運転開始前です。メガソーラーは自然環境の破壊、土砂災害につながるため、各地で問題視されています。メガソーラー設置に賛成か反対か、お考えの方に〇をご記入ください。また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

反対(場所による)

 

平地で、近隣の自然環境、住環境、人体に悪影響を及ぼさないなら反対ではありませんが、本市でも多く行われている、山林等を開発して設置するメガソーラーには反対です。土砂の流出、河川の濁りなどの被害が出ています。また大規模でなくても、農地を転用して設置されるソーラーパネルについても、住生活への影響が出ている例があります。

私は、この問題に関する先進地、長野県を視察し、長野県と長野県内の市町の取り組みを参考に、太陽光発電に関する市独自の条例制定を求めてきましたが、「環境アセスで」との答弁で、メガソーラーの立地規制にはつながりませんでした。

再生可能エネルギーの健全な発展を促すには、乱開発を規制するための環境アセスメントの抜本強化と、計画段階からの住民参加、住民合意の義務化が必要です。(太陽光発電施設の問題に加えて)吉和を含む広範囲に計画中の大規模数力発電事業については、土砂災害の危険、人体への影響などの懸念があり中止すべきと考えます。

                

10】太陽光パネルについてお伺いいたします。

@経済産業省資源エネルギー庁によると、太陽光パネルの製品寿命は約2530年とされています。現在設置されている太陽光パネルの寿命が尽きた後、大量の廃棄物となる太陽光パネルの廃棄処理方法について、お考えがあれば、お聞かせください。

 

A廃棄物となった太陽光パネルの放置・不法投棄、有害物質の流出・拡散等の懸念について、

お考えになられている対策があれば、お聞かせください。

 

@A太陽光パネルには有害物質も含まれており、産業廃棄物として処理しなければなりませんが、事業者が適切に処理するかどうか、不安視されています。リユースやリサイクルの義務化も言われていますが、再利用するための技術や費用などは、未確定とききます。

海外に輸出して劣悪な環境で処理させる、ということもあるようです。

経産省は、廃棄費用の積立を原則義務化しましたが、それだけでは問題は解決しないと思います。

処理方法については、私は専門家ではないので、どのような方法が適切である、と言えません。

専門家の意見をもとに、事業者に責任をもって最終処分まで適切に行わせ、それを確認できる仕組み、あるいは法整備が必要だと思います。

 

11】廿日市市内では2021年2月より、妊娠期〜子育て期の家庭をサポートする電子母子手帳アプリ

『はつっこ手帳』の配信が始まるなど、子育て支援の取り組みが進められてきました。

廿日市市での現段階の子育てに対する取り組みは充分であるか、お考えの方に〇をご記入ください。また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

充分でない

 

市は、努力していると思いますが、子育て施策の先進自治体、例えば明石市などと比べれば、まだまだ十分とはいえず、もっと拡充してほしいところです。子育て施策に対する市の姿勢にもよりますが、拡充したくても地方自治体では財政力により制限されます。

いちばんは、国が子育てや教育にかかる予算をもっと増やすことです。保育・教育・労働環境などの改善も必要です。

 

12】廿日市市では、移住(定住)したい人に市内の空き家の情報を提供するシステム「空き家バンク制度」があります。廿日市市の移住・定住施策に対する取り組みは充分であるか、お考えの方に〇をご記入ください。また、ご意見があればご自由にご記入ください。

 

どちらともいえない

 

空家バンク制度など、ある程度は、移住・定住推進策はとられていると思います。

合併後、中山間地域の衰退が著しく、地域住民の買い物や医療、福祉、教育などの生活に不可欠な最低条件が失われつつあります。こうした現状に対して対策を講じ、住民が安心して生活できていれば、希望者も安心して移住・定住できるのでは、と思います。

また、空き家があっても、大切な実家を手放したくない、とか、仏壇などの荷物が整理できない、などで空家バンクへの登録ができない場合が多くあります。移住後の地元住民とのかかわり方にも課題があります。

「田園回帰」や「田舎暮らしを」の志向が高まる中、空き家の活用には期待しますが、住居の提供で終わりではなく、様々なフォローが必要と思います。

 

13】宮島地域では、高齢化が進んでおり、人口が著しく減少しています。財源確保の為、宮島訪問税(仮称)が検討されています。宮島の自然、歴史、文化を守り継承していくためにどのような施策を行っていく必要があるか、お考えがありましたらお聞かせください。

 

宮島の自然・歴史・文化は、廿日市市民だけでなく、世界にとって大きな財産です。

「施策」としては、市が「宮島まちづくり基本構想」を策定していますので、この構想が基本になると思います。

私自身に、特に「これを」といったアイデアはありませんが、インバウンドに頼り過ぎず、オーバーツーリズムにもならずに、継承できていければと考えます。宮島の価値を継承していくことに対して国の補助が十分あるとよいのですが。

 

 

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